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野々市市「コミュニティトレード・アル」のおまかせランチ~美味しいものを食べるために、私は生きているのだ その2

今の住まいに引っ越してから、選挙の日には野々市市図書館の近くにある「コミュニティトレード・アル」でランチを食べるのが恒例になっている。

www.h4.dion.ne.jp

コミュニティトレード・アルは上記リンクの通り、フェアトレードによる雑貨類を扱うお店で、カフェも併設している。

このカフェでは、オーガニックだのマクロビオティックだのという言葉で修飾される、要は自然食を中心としたメニューを扱っている。自然食系の飲食店というと、僕のような普通に味が濃いものや肉類が好きな人間にとっては、食べた気がしないような味の薄さ(金沢弁で言う「しょうもない」)と量の少なさゆえに、そうそう望んで食べに行きたいところではない。ついでに言えば、値段も結構することが多い。だが、このアルの食事は違う。オーガニックでありマクロビオティックであるのにも関わらず、美味しく、食べごたえがあり、満腹感が得られる、驚くべきランチなのである。

例えば、今日僕と嫁さんが食したメニューは、ランチメニューのおまかせランチ。玄米ご飯小盛り100gに、今日のメインのおかずはソイミートの唐揚げor車麸の串カツ。汁物はカボチャの冷製スープ。季節のサラダに、ひよこ豆のマリネサラダ、ナスとししとうの揚げ浸し。食後のドリンクとケーキ。これで1,250円。安いとは言わないが、外食のランチとしては当たり前の値段だ。むしろ内容を考えるとかなりお得。

確かに肉っけはまったくないが、ソイミートや麸の料理は想像する以上に食べごたえがあり、味付けもあっさりしているが十分に美味しい。野菜を中心とした副菜も、素材の味を十分に活かしていて、身体に優しい味がする。まあこれは素材がよいから当然と言えば当然だが、身体に良さそうと感じられることと美味しさを両立しているのがすごいところ。そして玄米。玄米は硬いとか食べにくそうとかいうイメージがあるが、そんなイメージは覆される。硬いと言ってもお赤飯のような、むしろ噛むのが楽しいご飯で、なおかつ実に腹持ちがいい。この玄米が満腹感と満足感をくれる。今日食べたのは100gの小盛りだったが、これでもちょうどいいくらい。ちなみにカレーセット(このカレーも絶品)は150gと少し多めの玄米になり、満足感はいやます。

そして、極めつけはデザート。今日のケーキは、このアルでは定番の豆腐のガトーショコラと、モロヘイヤとニンジンのケーキ。ガトーショコラは重たさを全く感じさせない、しかしなめらかであっさりしていながらきちんとチョコの味が伝わる、おそらくどこの洋菓子屋さんにも出せない味で(まあ豆腐を使う洋菓子屋さんはそうそうないだろうが)、モロヘイヤとニンジンのケーキは目にも楽しい一品。今日は僕はアイスコーヒーを頼んだが、ライスミルクやカシスジュースなど、マクロビっぽいドリンクも選べる。

自然食とかマクロビオティックとかいう話は、しばしば「思想」がついてまわるがゆえに、食事の本来の目的の一つである「美味しいと感じること、美味しく味わうこと」がないがしろにされていることが多いように、僕には思える。しかし、このアルのランチを味わえば、美味しさを損なわないどころかより磨きをかけた上で、マクロビオティック的な食事を作ることが不可能ではないことを知ることが出来るのである。僕はアルで食事をするたびに、美味しさに満足すると同時にいつも感心するのだ。

そして、僕は今日も、明日への活力をアルの食事にもらった。美味しいものを食べることは、生きていく力をくれる。