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目で味わい耳で味わい手で味わう

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少し前の(と言っても一週間前だけど、情報の足が早いネットの世界だと古いほうになるんだろうな)記事で何なんですが。最近、食べることの幸せについてぼんやりと考えたりブログに書いたりしていたので、それにちょっと関連して。

引用した記事は、あるチョコレートアイスが売れている秘密が、食べたときのチョコが割れる「音」にあった、という内容の、なかなか興味深い内容。さらに、五感情報工学(という分野があるのだろうか。世界は広い)の専門家である大学の先生が、その音の分析から五感が味覚に与える影響について語っています。タイトルの「マグロを食べてもサーモンに感じる」というのは、その先生の行った実験で、ヘッドマウントディスプレイにサーモンの画像を写した状態で赤身のマグロを食べてもらったところ、多くの人は「サーモンを食べた」と感じたという結果から。

つまり、視覚情報が味覚を変えてしまう、ということで。マグロがサーモンに感じられる、というのは実験を行った先生自身も驚く結果だったようですが、視覚が味覚に影響を及ぼすということ自体は、割りと腑に落ちる部分があると思いません? 料理の味は見栄えにも左右される、という古くからの知見が改めて証明された、とみるべきでしょう。例えば、和食の美しい盛り付けは「目で味わう」ことができるものだと、現代の科学が証明したとも言えるのではないでしょうか。

まあ、日々あくせくと生きている我々などは、食事するにも盛り付けに構っている余裕などないのが実情かも知れません。が、たまにはゆっくりと、美味しい料理を味覚や嗅覚だけでなく視覚や触覚や聴覚といった五感全てで味わってみる、そんな余裕があったら、だいぶ幸せになれそうな気がします。