何年何月何日何曜日地球が何回回った時?

13日の金曜日である。ちなみに僕は4月13日生まれなので、誕生日が13日の金曜日になったことが数回ある。どうでもいいが「うる星やつら」の諸星あたるの誕生日も13日の金曜日である(さらに仏滅も重なっている)。古いな話題が。

ところで、「任意の年月日を指定するとその日が何曜日かすぐに答えられる」特技を持っている人が、世の中には存在する。何を隠そう、隠すほどのことではないが、僕も子供の頃、その特技を身につけていた。
まだ小学校の低学年の頃だったと思うのだが、当時の僕はカレンダーを書くことに夢中だった。何枚も何枚もカレンダーを書いているうちに、多分、カレンダーの曜日の規則性に感づいたのだろう。ちょうどテレビで同じことが出来る子供がちょっとした話題になったりしていて、僕の周囲の大人も感心したようだ。だが、母に止められて、いつからかその特技を人前で披露することをしなくなった。母曰く、「何だか怖かった」のだそうだ。今なら笑い話だし、どうせならそのまま続けさせてくれれば、テレビは大げさにしても宴会芸のレパートリーが一つ増えたのに、と思わなくもない。特技を披露する機会が減り、移り気な子供だけにカレンダー以外に興味が向いた僕は、いつしか曜日の規則性を忘れてしまった。
「怖かった」という母の気持ちも分からなくはない。多分、ある種の超能力、神がかった能力のように感じられたのだろう。だが、よくよく考えてみれば、カレンダーのパターンというのは、1月1日が何曜日か、という基準で考えれば7つしかない。閏年を考えても14パターン。で、1月1日が何曜日か、その年が閏年か否か、が分かれば、一年の全ての日の曜日は導き出せる。問題は、頭の中だけで「任意のある年の1月1日は何曜日か」「1月1日の曜日が分かっている状態で、任意の月日は何曜日か」を瞬時に導き出さなければいけない点だが、おそらく自分なりの何らかの分かりやすい規則性を、幼い頃の僕は頭の中に作り上げたのだろう。時間をかければ今の僕でもできることで、特技にはなりえるが超能力ではない。
こんど、暇な時に、「簡単に任意の年月日の曜日を導き出すロジック」を考えてみようかな。プログラムを作る感じで考えればいけそうな気がする。