将来は歌って踊れるエンジニアになりたいですね。嘘ですが。

情報セキュリティスペシャリスト(SC)試験の参考書を、すでに合格した職場の先輩に譲ってもらった。怠け者の僕にしてはずいぶんな意欲の高さである。先日受験した情報セキュリティマネジメント試験の勉強の記憶や手応えをなくさないうちにSC試験の勉強を始めたいと思ったのが一つ、軽く過去問を眺めてみて一筋縄では受かりそうにないと思ったのが一つ。正直、セキュリティに限らない幅広い範囲から出題される午前Ⅰのほうが僕にとってはよほど手ごわそうな気もする。次回は高度情報処理試験をワンクッション挟んでからSC試験に挑むという手もなくはないが、高度情報処理を受けるメリットが今の僕にはあまりないように思えて、モチベーションを上げられそうにないと考えた。それならSCはメリットがあるのかというと、ぶっちゃけ、今のところ目に見えてメリットがあるわけでもない。とは言え、ITに多少なりとも関わる者として、今後、セキュリティ周りの技術や知識が必要とされる場面は増えてくるだろう。試験に受かっただけで飯を食うことなどできないだろうが――もっとも、それを言うなら昨今は、資格を取っただけで稼げる世の中でもないだろうが――それでも飯の種くらいにはなるだろう、下世話な話をするなら。40を超えた今からいきなり、これまで関わってこなかった分野、例えば人事や経理のスペシャリストになれるわけでもないのだから(とは言え、簿記や会計には多少興味はあるし、知っておいたほうがいいかもという思いもあるのだが)、これまでの経験を活かして、それを広げたり深めたりする方向で行きたいと思う。