簿記

6月にある日商簿記の試験の受験申し込みをした。3級なので、仮に受かってもまだ履歴書に書けるレベルではないのだが、ほぼ知識ゼロからのスタートなので、いきなり2級は難しいだろうという判断。これに受かった上で次の11月の試験で2級合格、というのが理想、というか目標である。

今までの社会人生活では、簿記や会計にはほとんど縁がなかった。販売管理システムに携わったときに多少会計に関わる話をしたくらい。それも、システムに関わる部分を聞きかじっただけで、会計の本質を理解していたとは言い難い。

今、試験勉強をしているが、なかなか新鮮な感覚である。簿記というルールに基いて会社の活動を記述するというのは、どこかプログラミングにも似ている気がする。誰が見ても意味が通じるように記録された簿記と、同一の環境下では必ず同じ結果が得られるように記述するプログラミング。極力、曖昧さを排除している点も似ている。

その意味では、簿記というスキルは僕の性に合っているかも知れない。もっと早く勉強しておけばよかった。まあ、今からでも遅くはないだろう。履歴書に書けて、なおかつ汎用性が高そうな資格というのはあまりないが、簿記は数少ないそうした資格であると僕は判断した。だからこそ、この歳になって勉強を始めたのである。