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タイミングよく天気が荒れたせいだろうが、今年の桜は実に潔かった。例年なら、散り始めから葉桜になるまでの期間はもっと長かった。意外とだらだらと、往生際が悪く散っていたと思う。まあ散る桜もそれはそれで、むしろ僕なんかは満開の桜よりも散る桜のほうが好きだったりするのだが。ともあれ、いつもの春ならば散った花びらが排水口に汚らしく集まったり、車が花びらまみれになったりするのをよく見かけるものだが、今年はほとんど見かけないうちに、すっかり桜は消え失せた。新緑にもまだ間があるせいで、桜並木の道は季節がいつなのかわからない不思議な光景を作り出している。