仕事について

今の仕事は、僕にとっては楽な仕事です。難しいことは大してありません。未経験の仕事もさほどありませんし、たとえあっても、今までの経験が充分に活かせるものです。

それはそれで、ありがたいことでもあります。これまでに何度か、仕事が主な原因で身体を壊した経験のある僕にとって、過剰な労働時間にも不条理なプレッシャーにも縁のない今の職場は、非常に働きやすい場所です。それは疑いようもありません。

とは言え、あまりにぬるま湯に浸かりっぱなしの現状には、正直、焦りを覚えることもしばしばです。今の仕事からは、新しいことをあまり学べません。“技術的な雑用”を、日々こなしているに過ぎません。いわゆるIT土方ですらない。もちろん今さらIT土方になりたいわけではありませんが。

給与をはじめとする待遇に満足がいかないこととも相まって、毎日の仕事へのモチベーションを保つのが難しい状態です。ついこの前までは、今の職場での正規職員採用というのが一つの大きな目標であり、それに向けて励むことができていました。しかし、事実上正規職員採用がなくなった今は、正直、積極的に今の仕事を続ける理由は何もなくなってしまいました。

かと言って、別の仕事がそう易々と見つかるはずはない。それはよく分かっています。難しいのは分かっている。それでも、これからの人生を生きていく上で、少しでも満足のいく仕事をしたい。その仕事が今の仕事ではないのだから、答えは一つ。新しい仕事を探すしかないでしょう。

どうせ、派遣の身分で今の職場で2年目の僕は、来年度はともかく、再来年は恐らく契約を切られます。3年の派遣期間が過ぎたあとで正規採用、という可能性はゼロではないのでしょうが、そこに賭けるにはあまりに薄い可能性です。僕の従事する仕事の専門性が高ければまだしも、先に述べたように、今の仕事は“技術的な雑用”ですから。きっと、僕以外の新しい派遣さんを雇うでしょう。

僕の契約期間は、来年3月までの半年たらず。それまでの間に新しい仕事を何としても見つけるべく、求人情報を漁る今日この頃なのです。