「ラジバンダリ」のお笑いコンビって解散してたのね、知らんかった

あー、えーと、タイトルとは全く関係ないネタです。

Twitterでもつぶやいたんですけど、最近、「~たり」を繰り返して使えとWordによく怒られるんですよ。ってこれだけだと意味が分かりづらいですな。例えば、

 

 DBMSは、必要に応じてデータを抽出したり集計することができる (A)

 

とWordで入力すると、「したり」の部分に下線が表示されて校正の候補になるわけですね。日本語の文法的に、「~たり~たり」のように繰り返して使うのが正しいとWord先生は指摘しているわけですな。つまり

 

 DBMSは、必要に応じてデータを抽出したり集計したりすることができる (B)

 

と書くべきだと。こう入力すると下線は消えます。

しかし、文法的に正しいかどうかは一旦置いといて、(B)は(A)に比べて、何かこう、文章が間延びしてませんかね。声に出して読んでみると特にそう感じます。逆に、(A)はそんなに違和感感じますかね。僕はさほど違和感を感じないのですが(だからこそしょっちゅうWordに怒られるんですが)、これは感覚の問題でしょうしねぇ。

ネットで調べていると、「~たり」は繰り返して使うべき派の意見として「踏んだり蹴った」「行ったり来た」とは言わない、というものがありました。しかし、この二つの語についてはほぼ慣用句と化しているので、「~たり」繰り返さない派の僕でも「踏んだり蹴ったり」「行ったり来たり」と書きますよ。あまり説得力があるとは思えないなぁ。文法的に間違っている、以上の理由が僕には見つけられなかったです。当たり前かも知れませんが。

僕は、文法は基本的に正しく使いたいと思うんですが(例えば「ら抜き言葉」は文章はもちろん会話でも使わないですね)、それと同時に、言葉は時代につれて使われ方が変わっていくのも必然だと思ってます。ら抜き言葉にしても、学者さんの中にも認めちゃってもいいのでは的な意見があると聞きますし。

「情けは人のためならず」という言葉が「他人を甘やかして情けをかけてはいけない」という意味に使われると強い違和感を感じますが、「独壇場」「役不足」あたりはわざわざ「独擅場」「役者不足」が正しいと目くじらを立てるところまではいかないんですよね。んー、結局、ごく個人的な感覚になってしまいますね。

言葉ってのは難しいものです。