心身の疲れについて僕なりの解釈をつらつらと。

身体の疲れというものは、身体を動かせば出るのが当たり前。むしろ、何をしても疲れないときのほうが(確かにそういうときはあるが)、気を付けたほうがいい。疲れは痛みと同じく、身体の注意信号。体力というガソリンが切れかけている警告ランプ。無理はしないほうがいい。

ただ、往々にして、僕らは身体の疲れと心の疲れを誤認する。それもそのはずで、心が疲れれば身体にも変調が現れることは珍しくないし、逆もまた然り。身体と心は独立して存在するものではないから、切り離すことはできない。

身体が疲れを感じたとき、本当に疲れを感じているのは、疲れの源にあるのは、身体と心のどちらなのか。休めるべきなのはどちらなのか。それを見極めないと、効果的な休養は取れない。

最も、たいていの場合はどちらかを休めればもう一方も休まるのだ。しかしながら、時に、身体をいくら静めても心が騒ぐのを抑えられなかったり、心を安らかに過ごしても身体が動きたがって仕方がないこともある。つまり、身体と心のバランスが失われている。連携が出来ていない、通じ合わない状態。心身のバランスの喪失は、単なる疲れよりも質が悪い。