ゴールデンウィークが五月病を助長しているのではないかと邪推してみたりもする

さすがにこの歳になって今さら五月病になることはないが、何というかこの時期は、ちょっと緊張感が薄れる時期であることは間違いないようだ。四月は、新入社員や新入生にとってはもちろんのこと、それ以外の人間にとっても新しいステージであることが多い。それゆえに気を張っている。いい意味での緊張感が四月にはある。それが、ひと月経つと緩んでくる。

よりによって日本ではなぜかこの時期に、ゴールデンウィークという年末年始やお盆に並ぶ大規模な休暇が存在する。せっかく新しいステージに慣れ始めペースをつかんだところなのに、そのペースをわざわざ崩すような休暇のように思えなくもない。

さらにひどいことには、これからおよそ二ヶ月、祝日がないのである。まあ僕の場合は土日にほぼ確実に休めるだけまだましなのだろうが。それを思うと、むしろ緊張感が必要なのは今からではないか。毎日欠かさず出勤し業務をこなす、当たり前のことだが、そこにこそ適度な緊張感が必要だと、自分を戒める連休明けであった。