「表記」と「標記」の違いを標記する、いや表記する?

今日、職場でちょっと話題になった「表記」と「標記」の違いについて、メモ代わりに書いておく。

標記 表記 違い - Google 検索

グーグル先生に聞いてみても少々ややこしいが、「表記」は書き表すこと、ないし、書き表したものそのもの。対して「標記」は”文書の主題”を書くこと。「表記」は全般的な表現で書き表す対象が決まっていないが、「標記」はタイトルを書くことだと考えればよいのだろうか。

よくメールなどで「標記の件」と書いたりするが、「メールのSubjectの件に関して」という意味に捉えるなら、やはり「表記の件」より「標記の件」のほうがしっくりくるようだ。

しかしながら、「表記」には「おもて書き」、すなわち手紙や文書の表面(←ひょうめん、ではなくおもてめん、と読んでほしい)に住所や宛名を書くこと、という意味もあるので、そう考えると「表記の件」=「メールのおもて書き=Subjectの件」と解釈できなくもない。

ややこしや~。日本語は奥が深い。さらに「表題」と「標題」の違いとかに踏み込むとハマりそうなので、とりあえず今日はここまで。